『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の監督J・J・エイブラムスが新たなSFドラマテレビシリーズの脚本を執筆しており、報道によると、AppleとHBOの間で争奪戦が繰り広げられているという。
ワーナー・ブラザース・テレビジョンが番組を制作する。ワーナー・ブラザースは他の企業にも入札を呼びかけていると言われているが、現在、HBOとアップルがこの未発表プロジェクトの有力候補となっている。
Variety は次のように報じている。
プロジェクトの詳細は厳重に秘密にされているが、伝えられるところによると、恐るべき圧倒的な力と戦う世界を描くことになるという。もしプロジェクトが実現すれば、エイブラムスにとって2008年の『FRINGE／フリンジ』以来となるテレビ脚本の仕事となる。
エイブラムス氏はエグゼクティブプロデューサーも務める。
ハリウッド・レポーター紙によると、タイトル未定の宇宙を舞台にしたSFドラマは家族をテーマにしているという。
情報筋によると、エイブラムス監督のドラマは、科学者として働く母親、夫、そして幼い娘からなる家族が、恐ろしい交通事故に巻き込まれるという物語です。母親が昏睡状態に陥った後、娘は地下室で実験の記録を掘り起こし、やがて、恐るべき圧倒的な力との戦いが繰り広げられる世界へと転移します。そして、父親も母親の後を追ってこの新たな世界へと旅立ちます。
エイブラムス氏のバッド・ロボット・プロダクションズのテレビ部門責任者であるベン・スティーブンソン氏も、この番組の製作総指揮を務める可能性がある。
エイブラムスは『スター・ウォーズ／フォースの覚醒』の脚本・製作・監督を務め、『スター・ウォーズ／最後のジェダイ』ではエグゼクティブ・プロデューサーを務め、『スター・ウォーズ エピソード9』 では製作・脚本・監督を務める予定だ。また、『クローバーフィールド』や『スタートレック』シリーズも手掛けている。
エイブラムスはここ数年でも複数のテレビシリーズに関わっており、「フェリシティ」や「エイリアス」などの番組を制作し、「フリンジ」や「ロスト」シリーズの共同制作者を務め、HBOの「ウエストワールド」、ショータイムの「ローディーズ」、そしてHuluで近々配信予定の「キャッスルロック」では製作総指揮を務めている。
多作な脚本家、プロデューサー、監督である彼は現在、新しい「スター・トレック」映画に取り組んでおり、クエンティン・タランティーノと共同でプロデュースすると報じられている。
