先ほど、開発チームによる興味深い記事を読みました。その記事によると、App Store で入手できる一部のアプリケーションがユーザーをスパイし、個人データを追跡して、その情報を「自宅」に報告しているそうです。
問題となっているアプリは、モバイル分析会社Pinch Mediaを利用したアプリです。Pinch Mediaは、開発者がユーザーによるアプリの利用状況(例えば、1日にどれくらいの時間アプリを使っているか、3G経由かWi-Fi経由かなど)を把握するのを支援することを目的としています。Pinch Mediaを利用するアプリは、アプリの利用状況を報告するだけでなく、以下の情報まで追跡しているようです。
- iPhoneの固有ID
- iPhoneモデル
- OSバージョン
- アプリケーションのバージョン(この場合はカメラズーム 1.x)
- アプリケーションがクラック/海賊版の場合
- iPhoneがジェイルブレイクされている場合
- アプリケーションを開始した日時
- アプリケーションを終了した日時
- 現在の緯度と経度
- 性別(Facebookが有効になっている場合)
- 誕生月(Facebookが有効になっている場合)
- 生年月日(Facebookが有効になっている場合)
Pinch Media は、データを追跡するにはユーザーの承認が必要であるため、同社はスパイウェアではないと主張していますが、開発チームは次のように説明しています。
承認されたアプリであるため、まず位置情報の利用許可を求められます。「許可しない」をタップすると、約1分後、広告が切り替わった際に再度許可を求められます。そのため、このアプリの使用をやめるか(位置情報の質問で何度もしつこく尋ねてくるので)、最終的に許可して「OK」をタップするかのどちらかになります。この時点で、あなたの位置情報と経路情報(アプリを起動するたびに、実際にそのエリアを移動した経路)はPinch Media, Inc.に帰属します。Pinchはやりすぎだと思います。
あなたがプライバシーをどれほど気にしているかは分かりませんが、ほとんどの人は気にしないと思います。記録されるデータは匿名ですが、どのようなデータが収集されるのか、そしてさらに重要なのは、そのデータがどのように使用されるのかを開示しない企業には、必ずしも魅力を感じません。
どう思いますか?