サムスンは、Note 7のリコールについて顧客に謝罪するため、米国の主要3紙に全面広告を掲載した。韓国のヘラルド紙によると、同社が顧客宛に送った手紙には、サムスン電子北米部門の社長兼CEOであるグレゴリー・リー氏の署名が入ったという。
この広告はウォール・ストリート・ジャーナル、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポストの月曜版に掲載された。
「当社の使命の重要な信条は、クラス最高の安全性と品質を提供することです。最近、この約束を果たすことができませんでした。心よりお詫び申し上げます」と広告には記されている。
サムスンは、Note 7がなぜ突然爆発したのかをまだ正確には解明していないが、この大惨事について調査を継続していると述べている。
「当社はすでに独立した第三者の専門家と共同で調査を開始しており、バッテリー、ハードウェアとソフトウェア、製造プロセス、全体的なバッテリー構造など、デバイスのあらゆる側面を慎重に再検討しています」と同社は述べている。
「できるだけ早く対応しますが、正しい回答を得るには時間がかかります」と広告には書かれている。また、サムスンのトップロード式洗濯機34機種に問題が発生し、米国で280万台がリコールされたことも認めている。
「何よりも大切なのは、安全が私たちの最優先事項であるということです」と広告には記されている。「皆様の変わらぬご支援に感謝申し上げます。重ねてお詫び申し上げます。」
サムスンは、Note 7の発火事故について欧州の顧客に対し、オンラインレターで謝罪しました。サムスン電子ヨーロッパの社長兼CEOであるYH Eom氏が署名したこのレターには、Note 7の発火事故が欧州の「少数の顧客」に影響を与えたと記されています。
「Note7はヨーロッパではまだ一般販売を開始していなかったため、影響を受けたお客様が少数いらっしゃいました」と手紙には記されている。「予約販売期間中に端末をお受け取りになったお客様には、ご期待に沿えず、また弊社の高い基準にもお応えできなかったことを深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございません。」
サムスンは書簡の中で、Note 7の生産を停止したことを改めて表明し、すべてのNote 7が安全に返却されるよう迅速に対応していることを顧客に保証しています。「直接影響を受けたお客様には、交換手続きの間、ご理解とご協力をお願いいたします」と、欧州の顧客に向けたオンライン書簡には記されています。
サムスンによれば、先週の時点でNote 7デバイスの約85%が返品されたという。
出典：コリアン・ヘラルド
