長年アップルのアナリストを務め、アップルにHDテレビを何年も求めていたが、最終的にはその夢物語を諦めたジーン・マンスター氏は今日、テスラのモデル3セダンの近々発売は2007年の初代iPhoneの発売と同じくらい大きな発表になるだろうと語った。
ループ・ベンチャーズのウェブサイトのブログ記事で、マンスター氏は、モデル3の価値と技術の組み合わせが世界を変え、今後10年間で電気自動車や自動運転車の普及を加速させる可能性があると書いている。
「我々は最終的にモデル3の発売を振り返り、モバイルコンピューティングへの移行のきっかけとなったiPhoneと比較することになるだろうと信じている」と同氏は書いている。
モデル3は連邦および州の税優遇措置前の適正価格で3万5000ドルという同社初の本格的な大衆向け電気自動車であるため、この車の発売はテスラにとって成否を分ける瞬間とみられている。
イーロン・マスク氏によれば、テスラは7月28日にモデル3セダン約30台を出荷し、今年12月までに月産2万台のモデル3に生産を増やす予定だという。
ブルームバーグのチャート
テスラが2025年までに推定250万台の自動車を生産できると想像するのは、昨年の納車台数がわずか10万台だったことを考えると、信じ難いように思えるかもしれません。しかし、マンスター氏が言うように、自動車のハードウェアはソフトウェアほど簡単には拡張できませんが、拡張は可能です。
「2007年のiPhoneを振り返ると、年間5000万台ものiPhoneを生産するとは想像しがたいが、2015年には2億3200万台を販売した」と彼は記した。モデル3の所有コストは、トヨタ・カムリを5年間所有するコストよりわずか13%高いと、同アナリストは推定している。
アナリストは、電気自動車に対する州税や連邦税の控除は2020年12月までに終了すると予想しているため、この数字は電気自動車に対する州税や連邦税の控除がないことを前提としていることに注意することが重要です。
ループ・ベンチャーズは、拡張現実、人工知能、ロボット工学に重点を置くベンチャーキャピタルファンドで、昨年12月に投資会社パイパー・ジャフレーを退社し、パイパーのシニアアップルアナリストとしての21年間のキャリアに終止符を打った後にマンスター氏が設立した。
