アップルは、iPhoneのOLEDパネルに関するサムスン電子への依存を減らすため、台湾に独自の研究開発施設を設立し、独自のOLED技術を開発するための高度な設備を購入した。
台湾の業界紙DigiTimesが月曜日に報じたところによると、クパチーノの巨大企業は、2.5G OLEDパネルラインを構築するため、韓国のSunic Systemから化学蒸着(CVD)装置を購入したという。
自社製OLEDにより、AppleはSamsung製OLEDパネルを採用する他社の端末との差別化を図ることができる。DigiTimesが引用した中国語版Commercial Timesの報道によると、この動きは、現在CVD装置の主要サプライヤーであり、生産の大部分をSamsungに納入している日本のキヤノン光学の独占状態を打破することになるという。
「サムスンは2017年に入ってからキヤノントッキからOLED製造装置5セットを購入しており、この日本を拠点とする機械メーカーが2018年に導入する10台のうち5台を購入する契約を結んだ」とコマーシャル・タイムズは報じた。
LGディスプレイもこれらの機械を購入しているが、AppleはまだそのOLEDパネルを検証していない。
iPhone 8 のモックアップ(iDropNews より)。