Apple独自のデバイス間メディアストリーミングプロトコル「AirPlay 2」がリバースエンジニアリングされたようです。開発者によると、この変更により、Appleからライセンスを取得していないスピーカーでも、マルチルームサポートなどの高度なAirPlay 2機能を利用してオーディオを受信し、デコードすることが可能になったとのことです。
9to5Mac は、元の発表が GitHub に投稿されたと報じています。
開発者によると、「私が持っているコードは、デバッグやリバースエンジニアリング用のPythonプロトタイプであり、本番環境での実行を想定したものではありません」とのことです。AirPlay 2がクラックされた今、必要なのはリバースエンジニアリングされたプロトコルを活用するアプリだけです。
9to5Mac にさらに情報があります:
つまり、AirPlay 2 オーディオ ストリームを受信してデコードするように設計されたアプリを実行している Raspberry Pi などに接続すると、iOS デバイスからのマルチルーム再生がどのスピーカー システムでも可能になるということです。
オリジナルのAirPlayプロトコルも数年前に解読されました。ターミナルで数個のコマンドを入力するだけでRaspberry PiベースのAirPlayレシーバーを自作した愛好家たちのおかげで、Shairport-syncのようなアプリを使えばiTunesからAirPlayに対応していないスピーカーに音楽を送信できるようになりました。
AirPlayを使えば、iPhone、iPad、iPod touch、Mac、Apple WatchからApple TVセットトップボックスを経由して、写真、音楽、ビデオなどのメディアを大画面テレビに映し出すことができます。AirPlayはスクリーンミラーリングにも対応しており、対応するHi-Fiレシーバーやスマートテレビにネイティブで搭載されています。
Apple の Web サイトには、AirPlay 2 スピーカーとレシーバーの完全なリストが掲載されています。