2009年4月、台湾のチップおよびタッチスクリーンメーカーであるElan Microelectronics Corp.は、クパティーノに本社を置くAppleがタッチスクリーン関連の特許を多数侵害したとして、Appleを相手取り訴訟を起こしました。Appleは、ElanがAppleの複数の特許を侵害したとして、北カリフォルニアの地方裁判所に反訴しました。
問題の特許（米国特許番号5,825,352）は、「タッチセンサーパッド上でマウスボタンとマウス操作をエミュレートするための複数指接触検知方式」と説明されている。米国国際貿易委員会は2010年4月にこの主張を調査したが、最終的に2010年6月に、Elan社はAppleによる特許侵害を立証できなかったとの判決を下した。
この事件は今日まで未解決のままだった…
AppleとElan Microelectronics Corp.は、両社が侵害特許に基づく技術を引き続き使用することを承認する相互クロスライセンス契約を締結しました。この契約の一環として、Appleは台湾のElan Microelectronicsに対し、500万ドルの和解金を支払うことに同意しました。
Appleは世界中で数々の訴訟に関与しており、その多くは同社の主要競合他社を巻き込んだものとなっています。2010年4月、Appleは韓国の携帯電話メーカーSamsungに対し、GalaxyタブレットとスマートフォンがiPadとiPhoneの外観と操作性を模倣しているとして訴訟を起こしました。最近では、HTCとの特許訴訟で勝訴し、2012年4月19日付けで侵害デバイスの輸入禁止を求めました。
[Newswire CNA、The Next Web経由]
