Appleは、対象となるすべてのiOSデバイス向けに、iOS 9.2ベータ版の2回目のリリースを開発者向けに公開しました。このアップデートは、以前のベータ版を実行しているデバイス向けにOTAアップデートとして現在入手可能で、Appleの開発者メンバーセンターからも入手できます。iOS 9.2ベータ1には、Safari View Controllerの新機能と修正が含まれていました。
ビルド番号13C5060dの最新ベータ版には、Safari View Controllerのエッジスワイプによる非表示機能など、複数のバグ修正と変更が含まれています。変更ログのその他の重要な詳細については、この記事の残りの部分をご覧ください。
変更ログからいくつかの大きな変更点を次に示します。
アップルウォッチ
- Apple Watch のペアリングを解除して再度ペアリングすると、株価情報が表示されなくなる場合があります。
- Apple Watch は音楽を同期できない可能性があります。
オーディオ
- 一部のカーステレオで USB 経由でオーディオを再生するときにオーディオ品質に影響する問題を解決しました。
ネットワーキング
- Wi-Fiおよび一部の通信事業者では、明示的輻輳通知(ECN)がデフォルトで有効になりました。これは、ネットワークの遅延とパケットロスを軽減することを目的としています。
- getaddrinfo に、IPv4 リテラルから NAT64 IPv6 アドレスを合成する機能が追加されました。
サファリ
- SFSafariViewController はサードパーティ製のアクション拡張機能をサポートするようになりました。Safari で動作するアクション拡張機能はすべて SFSafariViewController でも動作します。
- Safari View Controller の再読み込みボタンを長押しすると、Safari と同様に、コンテンツブロッカーなしで再読み込みとデスクトップ サイトを要求するオプションが表示されるようになりました。
- Safari View Controller をエッジスワイプで閉じられるようになりました。この新しい動作を利用するには、iOS 9.2 SDK 以降を使用してアプリを再ビルドする必要があります。
最大の変更点は、Safari View Controller の新しいエッジスワイプによる非表示機能です。前回のベータ版と同様に、Safari View Controller は大きな焦点となっており、ベータ 2 でも引き続きその姿勢が維持されています。