ここ数週間、開発者とパブリックベータ版の加入者はiOS 12.1のテストを行ってきました。iPhone XSとiPhone XS Maxをお持ちの方は、カメラアプリの新しいリアルタイム深度コントロール機能を詳しくご覧いただけることでしょう。その仕組みをご紹介します。
以前お伝えしたように、iPhone XS、iPhone XS Max、そして近日発売予定のiPhone XRには、A12 Bionicチップに加え、Neural Engineコプロセッサが搭載されています。この組み合わせとアルゴリズムモデルを組み合わせることで、実際のiPhoneカメラレンズの特性をシミュレートできます。
これにより、ポートレートモードで背景のぼかしの強さを調整できる「深度コントロール」が利用可能になります。「ボケ」と呼ばれるこの効果は、撮影後でもファインダー内のリアルタイムプレビューで調整できます。
iPhoneでリアルタイム深度コントロールを使う方法
iOS 12.1では、Appleはこれを新たなレベルに引き上げました。今回のアップデートにより、深度コントロールをリアルタイムで、そして撮影前に変更できるようになりました。iOS 12.1ベータ版では、以下のように操作できます。
1)カメラアプリでポートレートモードを使用すると、画面の右上隅に小さな「f」アイコンが表示されます。これをタップすると、隠れていた深度スライダーが表示されます。
2) 深度スライダーを 左右に動かして、最適な設定を見つけます。
3) 写真を撮ります。
4)完了したら、後処理中に以前と同じようにポートレートを編集できます。
以下のスクリーンショットでは、深度スライダーがどのように変更されたかを確認できます。
iOS 12.1の新しいリアルタイム深度コントロール機能は、iPhoneでの写真撮影をさらに楽しく、そしてエキサイティングなものにしてくれるでしょう。ただし、この機能はまだベータ版であり、iOS 12.1の一般公開前、おそらく年末までに変更される可能性があることにご注意ください。