iOS 7 ベータ 2 では、Snapchat などのアプリの動作が悪くなるという予期せぬ結果が生じました。
具体的には、Snapchat では写真を閲覧中に画面上で指を開いたままにする必要があるため、プログラムはスクリーンショットを撮っても写真閲覧画面を閉じなくなりました。
さらに悪いことに、Snapchat はユーザーが送信した写真のスクリーンショットを撮ったことを実際に検出することができず、プライバシーに関する大きな懸念が生じる可能性があります。
本日リリースされた iOS 7 ベータ 4 では、Apple は、ユーザーがスクリーンショットを撮ったときにサードパーティ製アプリに通知して適切に対応できるようにするまったく新しい API を導入しました…
9to5Mac の Scott Buscemi 氏が発見したように、iOS 7 Beta 4 では、新しいスクリーンショット検出 API を導入することで、Snapchat がスクリーンショットを検出できない問題が解決されています。
「開発者が新しい API に取り組んでベータ 4 がリリースされるまで、この機能は Snapchat には組み込まれません」と著者は述べています。
この「不具合」は、iOS がスクリーンショット撮影プロセスを処理する方法に起因していると考えられます。
現在、iOS 6 では、ユーザーが電源ボタンとホームボタンを同時に押したことを検出するとアクティブなタッチがキャンセルされるため、通知センターなどの半分開いたパネルのスクリーンショットを撮ることはできません。
iOS 7ベータ2ではこの動作が変更され、ユーザーがスクリーンショットを撮影した際にOSがアクティブなタッチをキャンセルしなくなりました。その結果、下図のように、ロック画面のクイックカメラのトグルとコントロールセンターを半分開いた状態でスクリーンショットを撮ることができるようになりました。
この変更により、Snapchatのようなアプリではスクリーンショット操作を認識してユーザーに通知することができないため、悪夢のような状況が発生しました。この新しいAPIは、このような懸念に対処するために特別に開発されました。
もちろん、この機能を実装し、ウェアーズがスクリーンショット撮影イベントをどのように検出するかは開発者の責任です。SnapchatやFacebook Pokeなど、プライバシー機能が強化されたアプリにとって、このAPIは望ましくない行動を防止し、必要に応じて相手に通知するために不可欠なものとなるでしょう。