Appleは時折、自社のビジネスモデル全体に何らかの形で貢献すると判断した買収を行っています。今回の買収は、まさに天候に関するものです。
人気天気アプリ「Dark Sky」の開発元は本日、同アプリの新たな提供先がAppleになったことを発表しました。開発者たちは買収を大変喜ばしく思っており、アプリがこれまで以上に多くのユーザーにリーチし、より大きなインパクトを与える機会を待ち望んでいると述べています。
私たちの目標は常に、可能な限り最高の気象情報を世界中に提供し、できるだけ多くの人々が濡れずに安全に過ごせるよう支援し、プライバシーを尊重しながらそれを実現することです。
これらの目標を達成するには、Apple以上に適した場所はありません。私たちだけでは到底達成できない、はるかに多くの人々に、はるかに大きなインパクトでリーチできる機会を得られたことを、大変嬉しく思っています。
ただし、いくつか変更点があります。少なくともAndroidユーザーにとってはそうです。本日の発表によると、Android版とWear OS(GoogleのスマートウォッチOS)版のアプリはダウンロードできなくなります。既存のお客様と有料会員の方は、2020年7月1日までは引き続きご利用いただけます。その後、アプリは完全に停止されます。アプリの有効なメンバーシップをお持ちの方には、その時点で払い戻しが行われます。
ウェブサイトも変更されます。サイトへの埋め込み、天気予報、地図機能は2020年7月1日まで引き続きご利用いただけます。その後は、APIとiOSアプリのサポートを提供するだけの機能のみ提供されます。
API 全般については次のようになります。
既存のお客様向けのAPIサービスは本日変更ありませんが、新規登録は受け付けておりません。APIは2021年末まで引き続きご利用いただけます。
この移行の一環として、Apple による Dark Sky の使用は Apple のプライバシーポリシー (apple.com/privacy に記載) の対象となります。
一方、Dark Sky iOS アプリは変更やシャットダウンなく機能し続けます。
これはかなりビッグニュースです!特にDark Skyの開発者にとっては。スタンドアロンアプリだけでなく、Appleの標準天気アプリでも今後どうなるのか、興味深いところです。Appleの標準アプリは現在、The Weather Channelから収集したデータを使用しています。今回の買収を受けて、Appleが自社アプリをどのように進化させていくのか、楽しみです。
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