Googleは水曜日に、iOSおよびAndroid向けモバイルGmailアプリのアップデート版をリリースし、同社の機械学習技術をベースにした便利な新機能「スマートリプライ」を導入しました。Appleのメッセージアプリの定型返信と同様に、Gmailはメールの内容を分析し、送信者が元のメッセージで何を尋ねているのかを推測して、最大3つの定型返信を表示します。
スマートリプライには、シンプルな「はい」または「いいえ」の返信が含まれる場合があります。送信者が水曜日か金曜日のどちらに会うかを尋ねている場合、Gmailは「水曜日にしましょう」「金曜日なら都合がいいです」「どちらの日でも都合がいいです」など、もう少し複雑な返信を表示する場合があります。
選択したら、すぐに送信することも、スマートリプライのテキストから返信を編集することもできます。機械学習を活用することで、スマートリプライ機能は使えば使うほど、より質の高い返信を生成します。「『ありがとう』よりも『ありがとう!』の方が好きな人には、よりあなたらしい返信を提案します」とGoogleは述べています。
Smart Reply の仕組みについて詳しくは、Google Research ブログをご覧ください。
スマートリプライはまず英語で全世界展開され、数週間以内にスペイン語でも展開される予定です。Googleは、スマートリプライの対応言語を近日中にさらに追加することを約束しています。
検索モンスターによれば、機械学習を活用したスマート返信機能は、すでに Inbox メール アプリの返信の 12 パーセントを占めているそうです。
Gmail アプリのスマート リプライのほかに、本日行われた Google の年次開発者向け I/O カンファレンスの基調講演では、iOS 向けの公式 Google アシスタント アプリがリリースされました。
iOS 版 Gmail は App Store から無料で入手できます。