iDBでは、Androidソフトウェアに関する意見を何度も表明してきました。iPhone専門のブログなので、iOSプラットフォームに少し偏っているのはご想像の通りですが、Androidに関する懸念は根拠のないものではありません。
Androidアプリに対する私たちの不満の一つは、iOSアプリほど洗練されていないように見えることです。これは、両方のプラットフォームで利用可能なソフトウェアであっても同じです。なぜでしょうか?開発者は複数の画面サイズを気にしなければならないだけでなく、Androidの複数のバージョンについても気にしなければならないからです。
iOSには確かに多くのバージョンが存在します。しかし、調査によると、iOSデバイスのユーザーの90%以上がiOS 4.0以降を使用していることが分かっています。しかし、Androidソフトウェアの場合は話が別です。そこで、Michael DeGusta氏はこの現象を調査することにしました。
デグスタ氏は、18種類の人気Android端末と最新バージョンのAndroid OSのサポート状況を調査しました。その結果、プラットフォームが壊滅的に断片化していることが明らかになりました。以下は、デグスタ氏の調査結果の一部です。
- 18 社のうち 10 社は、2 年間の契約期間内に少なくとも 2 つのメジャー バージョンが遅れていました。
- 18 のうち 11 は、リリース後 1 年も経たないうちにサポート更新の提供を停止しました。
- 18 社のうち 13 社は、デバイスの販売を停止する前、または販売を停止した直後に、サポート アップデートの受信を停止しました。
- 18台中15台は2010年12月に出荷されたGingerbreadを実行していない
- 数週間後、Ice Cream Sandwich がリリースされると、ここに掲載されているすべてのデバイスは、メジャー バージョンが 1 つ遅れることになります。
- 18 人中少なくとも 16 人は、Ice Cream Sandwich を手に入れることはまずないでしょう。
Androidデバイスはなぜソフトウェアアップデートの対象から外れるのでしょうか?まず、GoogleがAndroidの新バージョンをリリースしても、すべてのデバイスがすぐにアップデートされるわけではありません(上記の通り)。まずはメーカーや通信事業者がアップデートを入手する必要があります。
メーカーはアップデートを受け取り、それに応じてソフトウェアを調整する必要があります(SamsungはTouchWiz、HTCはSense系のOSを持っています)。その後、キャリアにベータテストのために送られます。そして、これらの企業がそれぞれ独自のペースで開発を進めるため、顧客は困った状況に陥ります。
DeGusta 氏は上記の情報をまとめたインフォグラフィックも作成しており、こちらからご覧いただけます。