Appleのサプライヤーは9月7日の発表に先立ち、iPhone 7の部品の生産を増強しているが、一部のメーカーは数ヶ月前から防水スピーカーとデュアルカメラモジュールに深刻な欠陥を抱えており、未だ解決に至っていないと報じられている。
その結果、Appleのサプライチェーンの歩留まりが低いため、iPhone 7の発売当初は顧客が品薄に直面する可能性があると、日経アジアンレビューの最近の報道は伝えている。事情に詳しい業界関係者は、iPhone 7の部品の量産に苦戦しているというだけで、サプライヤーの名前は明らかにしていない。
「Appleは、まもなく発売されるiPhoneの新モデルについて、欠陥部品の問題により、発売当初から供給不足に直面する可能性がある」と、同メディアは報じている。iPhoneの部品が一つでも量産できなければ、生産チェーン全体と組立ラインに支障が生じる。
iPhoneメーカーのペガトロンと他のサプライヤーは最近、iPhone 7の部品の見積もり価格を下げるよう圧力を受けていたが、報道によればこれを拒否しているという。
製造業において、歩留まりは、生産工程の最終段階で顧客が受け取る販売可能なユニット数を示します。歩留まりが低いと、メーカーのコストが上昇するだけでなく、顧客に大量の製品を納品する能力も低下する傾向があります。
iPhone 7のスピーカーとデュアルカメラ部品の歩留まりが低いことによる懸念される波及効果：AppleのiPhone 7チップの注文は前年比15パーセント減少し、新型iPhoneのパネル注文は前年比20パーセント減少した。
業界関係者は同誌に対し、「アップルが昨年の発売スケジュールを堅持するなら、当初は供給が足りなくなる可能性がある」と語った。
どうやら、iPhone 7 のサプライヤーは現在、低い歩留まりを改善しようとしているようです。
iPhone 7 Plus のコンセプトは 3D アーティスト Martin Hajek 氏によるものです。
出典：日経アジアレビュー
