前回の記事では、古くからある構図の原則「三分割法」についてご紹介しました。皆さん、このルールを実際に試してみて楽しんでいただけたでしょうか。今回は、このルールの基礎を掘り下げていきます。その前に、楽しむことについて少し触れておきたいと思います。
「三分割法」と呼んでいますが、「ルール」という言葉にとらわれすぎないでください。むしろガイドラインとして考えましょう。創造的なインスピレーションがあなたに導きを与えれば、無視することもできるガイドラインです。ですから、これらの原則を自由に活用してください。ただし、楽しむことも忘れないでください。写真において、楽しむことこそが真の「ルール」なのですから!
それでは、これらのルールの本当の基礎について見ていきましょう...
数学は宇宙の言語だ、という話は聞いたことがあるでしょう。私は数学者ではありませんが、これまで見てきた限りでは、数学者の言うことはほぼ間違いないと思っています。数学は金融市場から美的原理まで、あらゆるものを説明するのに役立ちます。あなたのiPhoneの中にも、かなりの数学が詰まっているはずです。
黄金比についてもおそらく聞いたことがあるでしょう。もし聞いたことがなければ、Google で検索すれば知りたいことすべてが見つかります。簡単に言うと、写真撮影の目的において「黄金比」は 1.6180339887 (wiki リンク) で、長方形は長すぎて (長方形すぎて) はならず、ましてや四角すぎてもいけないことを示しています。歴史を通じて多くの賢明な人々が同意した完璧な長方形は 1 x 1.618 です。このことから、フィボナッチ数列と黄金螺旋という 2 つの興味深い事実が生まれました。これは私たち写真家にとって何を意味するのでしょうか。つまり、被写体を長方形の 1/3 ではなく、実際には長方形の 0.618 の線に沿って配置することで、写真が宇宙と調和するということです。
私たちの目的であれば、高度な数学の知識がなくても、このルールを非常に簡単に適用できます。Camera Awesomeを使うだけです。このアプリには、写真を撮る際に「黄金比」オーバーレイを表示できる機能があります。
現場で有効にしたオーバーレイを簡単に見てみましょう。コロンビア川渓谷のマルトノマ滝を撮影するために、「黄金比」オーバーレイを使用しました。
さて、黄金比についてもう少し詳しく知ったところで、実際に黄金比を実践した例をいくつか紹介します。
繰り返しますが、これらはあくまでガイドラインです。他に何もうまくいかない時に、これらの原則を使います。インスピレーションが湧かない場合は、長年かけて学んだこれらの原則に頼り、実践することで、共有したくなるような作品が生まれることを願っています。また、長年にわたりこれらの原則を実践してきたことで、構図感覚を養うのに役立ったと信じています。
割り当て
とはいえ、そろそろ私たちのミッションは決まっているはずです。さあ、現場へ出かけて、Instagramの写真に#iDBGoldenのタグを付けて投稿しましょう。そうすれば、私たちが一緒に撮影の様子を追うことができます。Instagramは正方形のクロップなので少し難しいかもしれませんが、構図がわかるように黒板も投稿しておいてくださいね。来週は、お気に入りの写真をいくつかご紹介します。いつものように、Instagramで@Justinbalogと@SebastienPageをフォローして、私たちの活動をチェックしてくださいね。
ジャスティン・バログは受賞歴のある写真家兼映像作家です。HOSSedia.comで彼の日々のクリエイティブな冒険を追いかけたり、iBook『Big World Little Lens』でiPhoneフォトグラフィーについてさらに詳しく学んだりすることができます。