2011年の導入から5年後、SiriはmacOS SierraのリリースでついにMacに登場しました。天気予報の確認やリマインダーの設定など、iOS版Siriの多くの機能に加え、ファイルシステム内のドキュメント処理や通知センターへの結果ピン留めなど、macOS版Siri独自の機能も備えています。
しかし、macOSのSiriがモバイル版から移植していない機能が1つあります。それは、「Hey Siri」コマンドでAppleのデジタルアシスタントをハンズフリーで起動できることです。幸いなことに、macOSでSiriを音声で起動し、部屋の反対側からでも指示を出せる実用的な回避策があります。
ステップ 1:まず、Mac でシステム環境設定を開きます。
これを行うには、Spotlight 検索を起動し、「システム環境設定」と入力して Return キーを押すか、アプリケーション フォルダでシステム環境設定アプリを見つけます。
手順 2: [アクセシビリティ]をクリックし、左側のスクロール ペインを使用して[ディクテーション]を選択します。
ステップ 3: 「ディクテーション キーワード フレーズを有効にする」の横にあるボックスをオンにして、テキスト フィールドに「Hey」と入力します。
ステップ 4: [ディクテーション コマンド...]をクリックし、ペインの左側にある+ボタンを選択して新しいコマンドを追加します。
ステップ5: 「私が言うとき」フィールドに「Siri」と入力し、「任意のアプリケーション」の使用中を選択し、 「実行」の横にある「Finder項目を開く…」を選択します。
ステップ 6:アプリケーション フォルダーを参照し、Siri アプリが見つかるまで下にスクロールするか、検索ボックスで検索します。
ステップ 7: Siri.app を選択し、「開く」をクリックして、「完了」をクリックします。
これで、「Hey Siri」と言うと Mac で Siri が起動するようになります。それぞれの単語を「OK Siri」や「Hello Jarvis」など好きな言葉に変更できるので、iPhone、iPad、Apple Watch で誤って Siri を起動することがなくなります。
もちろん、これはmacOSでハンズフリーSiriを使うための非公式な回避策ですが、テスト中はiPhoneのSiriとほぼ同等か、それと同等の速さで応答することが多かったので、部屋の反対側からSiriを呼び出したい人には間違いなく便利です。覚えておくべきキーボードショートカットが一つ減るというメリットもあります。