特許保有企業のVirnetXは昨日、連邦陪審に対し、Apple社製品に使用されているFaceTime、iMessage、VPN技術に関する特許侵害の疑いで、Apple社に5億3200万ドルの罰金を科すべきだと告げた。この金額は昨年取り消された当初の損害賠償額より45パーセント近く高い。
ブルームバーグによると、悪名高い特許トロールは「境界線を移動し続け、さらに多くのことを要求し続けている」とアップルの弁護士は述べた。
「アップルは公正な対応をしていない。彼らはVirnetXの知的財産を許可なく盗用した」と、VirnetXの弁護士はテキサス州タイラーの陪審員に述べた。
AppleのFaceTimeビデオ通話機能とiMessageがVirnetXの特許ポートフォリオを侵害しているという主張に加え、VirnetXは、仮想プライベートネットワークとして知られる安全な通信を保護する知的財産がApple製品に無断で使用されていると主張している。
AppleのVPNオンデマンドサービスは、VirnetXの特許を侵害していると既に判明しています。裁判は来週まで続く見込みです。VirnetXはMicrosoftのSkypeサービスに対しても勝訴判決を受けており、過去数年間にわたり、様々な特許侵害訴訟で2億ドル以上の賠償金を受け取っています。
出典:ブルームバーグ