11月10日土曜日、AppleとHTCは、約3年にわたる特許争いに事実上終止符を打つ前例のない和解に達したと発表しました。この合意には、10年間のクロスライセンス契約も含まれていました。
しかし、それ以外では、この条約に関する詳細はほとんど明らかにされていません。アナリストらは、HTCがAndroid端末1台につき6～8ドルを支払うことに同意したと見ています。しかし、同社のCEOによると、それは事実ではないとのことです…
ロイターはHTCの最高経営責任者ピーター・チョウ氏のコメントを一部伝えている。
「これらの推計は根拠がなく、非常に間違っていると思います。とんでもない数字ですが、具体的な数字については何もコメントしません。非常に満足のいく和解が成立し、良い結末を迎えたと信じています。」
アナリストたちは、前述の端末1台あたり6～8ドルという数字を基に、AppleがHTCとの和解で年間2億8000万ドル、10年間で約30億ドルの利益を上げると予測していた。しかし、周氏がこれらの数字が間違っていると主張するなら、この和解の価値は計り知れない。
実際、両社のうちどちらがより大きな影響力を持っていたのかを見分けるのはかなり難しい。AppleはHTCに対して重要な勝利を収めたが、HTCはS3買収によって特許を大量に取得し、さらにはGoogleからも特許を借りていた。では、どちらが屈したのだろうか？
結局のところ、本当に重要なのは、この合意が成立し、2010年まで遡る両端末メーカー間の激しい法廷闘争に終止符が打たれたことだ。ただ残念なことに、近いうちにサムスンとの同様の合意が見られる可能性は低いだろう。
